著名人コメント

COMMENT

今・・・人は本来の姿を忘れかけているのかもしれない。 この作品は生きる、過ごす、暮らす、家族、そして人との繋がりを気付かせ、取り戻してくれる珠玉の作品である。
奥田瑛二 (俳優・映画監督)
ごく普通の家族を描いている。演出や物語に過剰さはない。ベルファスト出身のケネス・ブラナー監督と俳優たちと音楽のヴァン・モリソンの滲み出る郷土への愛情。気づくと今までにないほどスクリーンを優しく見つめていた。
大森立嗣 (映画監督)
つらい時代に翻弄された家族の話なのに、なんとも言えない多幸感に包まれ、ずっとこの家族を観ていたくなる。生きている人たちが皆、気高く心根が美しいからだ。ケネス・ブラナーの名作がまた一つ増えた。
岡田惠和 (脚本家)
故郷は自分という人間を作り、育ててくれた、自分と切り離せない場所。 鑑賞中「ベルファスト」は体の一部のようだった。そして観終わった今も、心の中にあり続ける。
中江有里 (女優、作家、歌手)
時代の変化に押し流される、幼少期のあたたかで完璧な世界。わたしたちはより良い選択をするために、常に失いながら生きていくのだ。かつての思い出に支えられながら。
今日マチ子 (漫画家)
好きな子と近い席になれて嬉しかったこと、親が泣いてるのを見たときのなんとも言えない気持ち、悪いことをしたあとの罪悪感、自分が子供の頃に感じた様々な気持ちを思い出してしまいました。ラストは「おばあちゃーん!」と心で泣き叫んだ。
死後くん (イラストレーター)
自分が住む素朴な街が戦場のように急変しても、巻き込まれまいと日常生活を続ける家族の揺るがない愛情が何よりも印象的な作品です。そして要所要所で登場人物の気持ちを表すのがベルファストという街の象徴とも言えるヴァン・モリスンの楽曲です。ブラナー監督の選曲に深く頷きます。
ピーター・バラカン
(ブロードキャスター)
例えば諍いや対立が起きたとき、すべての人は自分の方に正義があると信じているし、その正義のもとに相手と戦う。 どちらかが善でどちらかが悪という二項対立で自分と他者を振り分けるけれど、基本的に善悪は存在しない。考え方や価値観の違いがそこにあるだけで。 BELFASTの紛争にまつわる物語を紡ぐ監督の視座は、改めてその普遍的事実を教えてくれる。
シトウレイ
(フォトグラファー・ジャーナリスト)
愛する故郷が分断される。その不安感や、懸命に明るく生きていく強さが丁寧に描かれた一作。 監督の眼差しは去る者にも、残る者にも優しく、故郷と家族へ綴った私的なラブレターを読ませてもらったような気持ちになった。
豊田エリー (女優・モデル)
白黒映画なのに、いや、だからこそ。 少年バディの瑞々しく輝く瞳が、とても印象的だった。 バディと、家族と、ベルファスト。 自分の中にもある、家族や故郷の存在も、特別なものとして何度も思い起こされた。
瀬戸あゆみ
(モデル・Dear Sisterhoodディレクター)
モノクロ映像なのに色褪せず、むしろキラキラして見えるのは気のせい?ケネス・ブラナー監督が自身を投影した少年の心象風景は、タフで厳しい環境に翻弄される人々の苦悶と反比例するように輝きを増していく。特に、家族みんなで映画館に訪れるシーンの神々しさときたら…(涙)。
総合映画情報オスカーノユクエ
これは9歳でベルファストを去ったケネス・ブラナー監督の帰郷の物語ともいえる。過去とは、故郷とは、コミュニティーとは、家族とはなんだろうか。去った人へ、そして残った人へ捧げられた映画。
佐藤泰人
(東洋大学准教授・日本アイルランド協会理事)
※順不同・敬称略

『ベルファスト』
海外評

ケネス・ブラナーのキャリア最高傑作!
THE TIMES
これぞオスカーにふさわしい作品
ROLLING STONE
少年とその家族の感動的な肖像画!
VARIETY
極上!
The Irish Times
本当に感動的!
The Hollywood News
極上の映画体験
Belfast Telegraph
楽しくて忘れられない逸品
awardsdaily
間違いなく今年最高の映画
DEADLINE
この映画に必ず恋をする
AWARDS RADAR